ひとつひとつ気持ちを籠めて拵えたビーズのアクセサリーをご紹介しています。


by harusfactory
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カテゴリ:Movie( 40 )

Ballets Russes

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*先日のバルビエ記事の中にも登場した、20世紀初頭の芸術家たちにも多大に影響を与え、今日のモダン・バレエの基礎を築いたといえるバレエ・リュス。リュスとはロシア人という意味で、ロシア革命で逃亡してきたダンサーたちが作ったバレエ団のことをバレエ・リュスと言ったそうです。そして、活躍したダンサー、或いは協力した芸術家たちが、とても豪華でこの時代の先端をいってた素晴らしい方々ばかりで目が眩みそうになります。

ダンサーではもはや伝説的な存在、アンナ・ハヴロワやニジンスキー、モダンと言えばのマシーンやバランシンなどもこのバレエ・リュスに関わってました。そして、ドビュッシー、シュトラウス、サティ、ラヴェル、ストラヴィンスキーなどらが音楽を、舞台や衣装に、マティス、ピカソ、ルオー、ローランサン、シャネル、ユトリロなどなど、、、夢のコラボレーションになってました。

その彼らの活躍をうかがい知れるドキュメンタリーがあります。
『 バレエ・リュス 踊る歓び、生きる歓び 』 2005(アメリカ)118min
監督:ダン・ゲラー

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20世紀初頭のパリに始まり、一度は解散した伝説のバレエ団<バレエ・リュス>の再生の歴史を追うもの。20世紀のあらゆる芸術とエンターテインメントに影響を与えたバレエ・リュスの知られざる軌跡を、かつてのダンサーたちへのインタビューなどを交えながらひも解いていくドキュメンタリー。

この時代にバレエに情熱をかけるダンサーたちの熱い思いが素晴らしいです。バレエに魅了された人々の激動の歴史でもあるれけども 、インタビューで語る元団員の方々のキラキラした表情はとても素晴らしくて、バレエ・リュスに関われた事が人生において大きな財産になっていることに心撃たれます。サブタイトルの「踊る歓び、生きる歓び」とはマサシクです。

「報酬がなくてもひもじい思いをしても踊れるだけで幸せ」

と、そう語る老バレリーナの言葉に鳥肌がたちました。

そして20世紀初頭の貴重なフィルムが見れるのも素晴らしい。
DVDが出ているのでご興味ある方は必見☆
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by harusfactory | 2011-01-29 16:15 | Movie

A SINGLE MAN

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*今年の下半期で劇場で観た映画の中で、最もスタイリッシュでお洒落な芳香を漂わせていたのは、ファッション・デザイナー/トム・フォードの監督作品「シングルマン」。まるで仕立てのよいスーツを作るように、上質な素材、洗練されたデザイン、クォリティの高い仕立てと細かいところまで目を配り吟味し、華やかさを残しつつシンプルかつ丁寧に、仕上げに「エロス&タナトス」という香水を吹きかけて、それは噎せ返るようではなく、あくまで自然に香り高くその世界を存分に堪能し、心地よく余韻に浸らせてくれる。そして、この効果に一役買っているのが梅林茂の音楽で、より一層胸を衝かれるのでした。トム・フォードはウォン・カーウァイの「花様年華」 大好きなのねって。60年代初頭にアメリカに住む英国紳士の切ないけど美しい同性愛のお話。
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by harusfactory | 2010-12-23 13:30 | Movie

GEKASHITSU

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*泉鏡花の、たった18ページ強の短編小説『外科室』を、
 歌舞伎俳優のの板東玉三郎さんが映画化し、
 といっても50分の短いもので、「一瞬のような50分」「一生のような50分」と言われてますが、
 加えて言うなら「とても贅沢な50分」です。

 一瞬の出会いで恋に落ち、言葉も交わさずが忘れられぬ人となり、
 再度出会えた時、ひと言の言葉の交わしでお互いの思いが伝わった・・・・・・
 もう思い残す事はない・・・・・・。
 究極な密かに秘めたる恋の物語です。

 原作のイメージを映像で昇華させた玉三郎さんのセンスは凄いです。

 この映画を観る度に、春の小石川植物園の躑躅の小道を訪れたくなります。

 出演:吉永小百合 加藤雅也 中井貴一

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by harusfactory | 2010-12-17 19:21 | Movie

Deep End

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*17年ぶりの監督作「アンナと過ごした4日間」のJ・スコリモフスキ監督特集で1970年作の「早春(原題:Deep End)」を観ました。15歳の少年が年上の女性に憧れ、身を焦がす、まだ仔犬のように落ち着きのない、可愛らしい彼の初恋は、時に滑稽で痛切、そして甘美にして残酷な行く末になってしまいます、、、。前半の爽やかさから一転のラストは衝撃でした。少年役にツルゲーネフの「初恋」を映画化した時のジョン・モルダー=ブラウンが演じていて驚いた。数少ない貴重な出演作のひとつにまた巡り合えた事が嬉しいですッ。
つかやっぱ美しいお顔立ちw

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by harusfactory | 2010-12-11 16:29 | Movie

Yuri Norstein / Seasons

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*ユーリ・ノルシュテイン:『イワンの仔馬』や『森は生きている』などのイワン・イワノフ=ワノや、『ミトン』『チェブラーシカ』などで知られるロマン・カチャーノフなどに師事した。ロシアのアニメーションの巨匠。代表作に『霧につつまれたハリネズミ』 『話の話』 など。

 先日、短編集の一つ「四季」(と言っても参加作品と言う方が正しいか)を鑑賞。
 人形を使ったストップモーションの背景で、自然を描写するのにレースをコラージュして表現している。
 とくに、贅沢にレースを使った冬景色は素晴らしい!




*で、観ながらふと思い浮かんだ。
 「赤毛のアン」のオープニングはコレからインスパイアされたのかしらン?ってw

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by harusfactory | 2010-12-10 23:02 | Movie

BIACK SWAN

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*来年春公開予定の映画「ブラック・スワン」
 監督はダーレン・アロノフスキー、主演はナタリー・ポートマン。
 バレエ・ダンサーが主役ですが、バレエダンス映画ではなくて
 かなりダーク色が強い心理スリラーです。

 優雅で美しいバレエですが、その裏で繰り広げられる世界は厳しくて過酷。
 バレエ団のプリマが降板し、その後のプリマ候補を巡っての
 ドロドロしたドラマが炸裂しているようです。




 早く観たいなぁw
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by harusfactory | 2010-12-08 15:30 | Movie

VERSAILLES

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*最近観たフランス映画でめっちゃ胸を鷲づかみされた作品です。

 「ベルサイユの子」
 監督:監督:ピエール・ショレール
 2008(フランス)113min

 パリの街をさまよった末、ベルサイユ宮殿近くの森にたどり着いたホームレスの母子。
 二人は社会からはみ出て生きるダミアンと出会うが、母親は5歳のエンゾを置いて姿を消す。
 予期せぬ事態に困惑するダミアンだったが、生活を共にするうちに親子のような情愛が芽生えていく、、、。



 説明や台詞が少なくても映像や役者の表情で物語られ、
 演技というより自然体のままの子役の最大限に魅力を引き出している。
 台詞も簡潔なのだけど心に沁みる言葉でひとつひとつがぐっとくるんです。

 在り来たりな物語りなのに、もの凄く胸の奥深くで
 ギウっと鷲づかみにされるのはなんなのか?ってなくらいに、、、。

 曖昧な表現なんだけど、放っておけない映画って感覚です。
 もう憑かれたように何度も観かえしてしまったくらいです。

 このような状態になったのは「星の王子さま」の時に似ている。
 あの感覚に似いてるのは、やはり子役のせいなのか?
 とも思ったけれど、いやいやそれだけではない、
 ダミアン役のギョーム・ドパルデューの存在もあるかも。

 劇中で社会からのはみ出し者を演じてはいるが
 守るべきものが見つかった時、誠実にそれに向き合いはするが
 どこか儚い影が漂っていて、危うい不安なムードを醸し出すのですよ。
 それがなんとも切なくてたまらない感情がこみ上げてくる。

 そして映像が語る情景と役者の瞳の奥に秘めているものが
 心で感じ受け止める映画だと思いました。

 こんなに満足度が高い映画だったなんて、予想外で吃驚。



 この映画を観るまでギョーム・ドパルデューの事はよく知らなくて
 父親がジェラール・ドパルデューで早死にしたくらいしか知らなかった。

 調べてみると、役と重なる部分も多く、見直すと違う角度でまた切なくなります。
 もう彼の演技は見られないのかと思うと非常に残念です。


 私にとって、忘れられないお気に入り映画のひとつに加わった。












*
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by harusfactory | 2010-12-01 09:19 | Movie

Wong Kar-wai

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*あんまり暑いものだから、暫し現実逃避するためにウォン・カーウァイ監督の映画を観て、
 麗しい世界に浸り始めると、次から次へと貪るように止まらなくなる(笑)

 「欲望の翼」
 「天使の涙」
 「2046」
 「花様年華」
 「愛の神、エロス/The Hands」
 「ブエノスアイレス」
 「マイ・ブルーベリー・ナイツ」
 「恋する惑星」


 いつ観ても素敵、チャイナドレスが素晴らし過ぎる。

 酷暑で溶けそうなくらいなのだけど、カーウァイの作品はある意味、溶けますw

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by harusfactory | 2010-08-18 14:30 | Movie

Bright Star

Bright star, would I were steadfast as thou art--
Not in lone splendour hung aloft the night
And watching, with eternal lids apart,
Like nature's patient, sleepless Eremite,
The moving waters at their priestlike task
Of pure ablution round earth's human shores,
Or gazing on the new soft-fallen mask
Of snow upon the mountains and the moors--
No--yet still stedfast, still unchangeable,
Pillow'd upon my fair love's ripening breast,
To feel for ever its soft fall and swell,
Awake for ever in a sweet unrest,
Still, still to hear her tender-taken breath,
And so live ever--or else swoon to death.



*北極星よ あなたのようにわたしもありたい
 夜空に高く 星々を従えて輝き
 眠りを知らぬ隠者のように
 まぶたを大きく見開いて
 永遠の波が渚をめぐって
 次々と押し寄せるさまを見続けていたい
 また山々や原野の上に降り積もった
 真っ白な雪の絨毯を眺めていたい

 いやもっと確かな命を生き続けたい
 いとしい人の豊かな胸を枕にして
 その胸が上下に揺れるのを感じ取りながら
 甘い欲望の中に永遠に目覚めつつ
 その息づかいを聞き続けていたい
 死んでしまうまでずっと そうしていたい


 (以上English Poetry and Literatureからの引用)



19世紀初頭の英国・ロマンティシズムの詩人・ジョン・キーツが1819年に書いたものですが、翌年、病気療養のためローマに向う船の中で、恋人のファニー・ブローン宛てに書いた手紙に添えたものです。結核だったキーツ、この旅で自分は死んでしまうだろうと予感していた彼が、恋人への切ない思いを切羽詰った心情で綴っています。療養地ローマで病状は好転せず、もともと身分違いの恋であるファニーとの結婚もあきらめ、1921年25歳の若さで亡くなりました。

そうそう、星と言えば「Keats」という名の小惑星があるそうです。1977年2月13日にイギリス人のエドワード・ボーエルという天文学者が発見しました。氏はキーツに因んで名をつけたそうです。もしかして「Bright Star」の詩からインスパイアされたのかしら?と激しく妄想してしまうワタシでした(笑)

そして、このキーツとファニーの物語をファニーの視点から描いた映画「ブライト・スター/いちばん美しい恋の詩」が作られました。監督は「ピアノ・レッスン」のジェーン・カンピオン、キーツ役に「パフューム/ある人殺しの物語」のベン・ウィショーです。去年の秋にイギリスで公開されてから日本での公開を待ち望んでいました。つか!ジョン・キーツの弟役にワタシのお気に入りのトーマス・サングスター少年(ラブ・アクチュアリーに出てたのよ)も出てる!只今絶賛上映中、これは見逃せませーーんッw


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by harusfactory | 2010-06-08 11:23 | Movie

COCO CHANEL & IGOR STRAVINSKY

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1913年、ストラヴィンスキーの「春の祭典」が初演されるがあまりの斬新さに客がついてこれず騒動が起こる。その7年後、デザイナーとして成功したシャネルが、自分の別荘にストラヴィンスキーとその家族を滞在させ援助することに、、、。史実で確認されているのはここまで。映画はもう一歩踏み込んで、シャネルとストラヴィンスキーが不倫関係であったのではないか?のもと、シャネルとストラヴィンスキー、その妻との三角関係、それらの愛憎劇から「春の祭典」の再演とシャネルの香水「N゜5」の誕生までを重ねて描いています。あくまでも想像上のロマンスですが、事実だったかも?と思わせるような濃い物語に仕上がってます。

シャネル社の貴重なアーカイヴやコレクションを使用できるようにと取り計られ。劇中でシャネルを演じるアナ・ムグラリスの衣装にと多数の衣服やアクセサリーの貸し出しもされた。カール・ラガーフェルドは、時代を超越した“タイムレス”なシャネルのスーツや、伝説的でスキャンダラスな1913年の《春の祭典》の公演を再現する場面のため、刺繍が施されたイヴニングドレスを特別にデザインし提供。あと、パリのカンボン通り31番地にあるココ・シャネルの有名なアパルトマンの無条件使用さえ許された。可能な限り忠実にココ・シャネルの世界を甦えらせるために協力は惜しみなくされたのでシャネルスタイルを堪能するのに見応えある映像美になっています。

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by harusfactory | 2010-02-14 18:23 | Movie